僧帽筋トレーニング完全ガイド|筋トレ初心者でもわかる効果的な鍛え方と注意点

「筋トレでかっこいい逆三角形の背中を手に入れたいけど、僧帽筋の鍛え方がわからない…」そんな悩みを抱えていませんか?この記事では、僧帽筋トレーニングの完全ガイドとして、筋トレ初心者から上級者まで、効果的に僧帽筋を鍛えるための方法を徹底解説します。僧帽筋の3つの部位(上部、中部、下部)それぞれの役割や、鍛えるメリット、弱化によるデメリットを理解することで、トレーニングの重要性を認識できます。自重、ダンベル、バーベル、マシンを使った様々なトレーニングメニューを紹介し、初心者の方にもわかりやすい動画や画像を用いて正しいフォームを解説。適切な回数・セット数、頻度、注意点、効果を高めるコツ、怪我の予防策など、網羅的な情報が満載です。さらに、上級者向けのトレーニング方法も紹介することで、さらなる筋力アップを目指せます。この記事を読めば、理想の僧帽筋を手に入れ、たくましい背中を実現するための具体的な方法がわかります。さあ、一緒に理想の体型を目指しましょう!

1. 僧帽筋とは何か

僧帽筋は、背中の上部にある大きな表層筋で、肩甲骨の動きや姿勢の維持に重要な役割を果たしています。首の後ろから肩、背中にかけて広がり、その形状が修道士が着る頭巾(カッパス)に似ていることから、この名前が付けられました。僧帽筋は、上部、中部、下部の3つの部位に分けられ、それぞれ異なる働きをしています。鍛えることで、逆三角形の体型を作るだけでなく、肩こりや猫背の改善にも繋がります。日常生活でも、重い荷物を持つ、洗濯物を干すなど、様々な動作で使われています。

1.1 僧帽筋の3つの部位とそれぞれの役割

僧帽筋は複雑な構造を持ち、それぞれ異なる動きを担当する3つの部位に分かれています。これらの部位が協調して働くことで、肩甲骨の安定性とスムーズな動きを可能にしています。

部位起始停止主な作用
1.1.1 上部僧帽筋後頭骨、項靭帯鎖骨の外側1/3肩甲骨の挙上、上方回旋、後傾
1.1.2 中部僧帽筋第7頸椎〜第3胸椎の棘突起肩峰肩甲骨の内転、上方回旋
1.1.3 下部僧帽筋第4胸椎〜第12胸椎の棘突起肩甲棘の内側端肩甲骨の下制、上方回旋、前傾

上部僧帽筋は肩をすくめる動作(肩甲骨の挙上)に関与し、肩こりの原因となる部分でもあります。中部僧帽筋は肩甲骨を背骨に引き寄せる動作(肩甲骨の内転)を担い、姿勢の維持に重要です。下部僧帽筋は肩甲骨を下方へ引く動作(肩甲骨の下制)に関与し、腕を上げる動作をサポートします。これらの筋肉がバランスよく働くことで、肩甲骨の安定性とスムーズな動きが可能になります。例えば、重い物を持ち上げるときには、3つの部位が協調して働き、肩甲骨を固定し、力を発揮します。

1.2 僧帽筋を鍛えるメリット

僧帽筋を鍛えることで得られるメリットは様々です。たくましい逆三角形の体型を作ることができるだけでなく、姿勢の改善肩こりの軽減にも繋がります。また、スポーツのパフォーマンス向上にも効果的です。例えば、野球やバレーボール、水泳など、腕を大きく使うスポーツでは、僧帽筋の強化がパフォーマンスアップに繋がります。日常生活においても、重い荷物を持つ、洗濯物を干すといった動作が楽になります。

1.3 僧帽筋が弱いとどうなる?

僧帽筋が弱いと、猫背肩こりになりやすくなります。また、肩甲骨が不安定になり、肩関節の怪我のリスクも高まります。日常生活では、重い物が持ちにくくなったり、長時間のパソコン作業で肩が凝りやすくなったりといった影響が出ます。スポーツにおいては、パフォーマンスの低下に繋がる可能性があります。特に、投球動作やサーブなど、腕を大きく使う動作では、僧帽筋の弱さがパフォーマンスに大きく影響します。そのため、健康な身体を維持するためにも、僧帽筋を鍛えることは重要です。

2. 効果的な僧帽筋トレーニングメニュー

僧帽筋を効果的に鍛えるためのトレーニングメニューを、自重、ダンベル、バーベル、マシンを使ったものに分けて紹介します。それぞれのレベルに合わせたトレーニング方法を選択することで、初心者から上級者まで、効果的に僧帽筋を鍛えることができます。

2.1 自重トレーニング

特別な器具を使わずに、自宅で手軽に行える自重トレーニングは、筋トレ初心者にもおすすめです。正しいフォームで行うことで、効果的に僧帽筋を鍛えることができます。

2.1.1 シュラッグ

肩をすくめる動作で、上部僧帽筋を効果的に鍛えることができます。立って行うスタンディングシュラッグと、うつ伏せで行うライイングシュラッグがあります。

2.1.2 インバーテッドロウ

テーブルやバーなどにぶら下がり、体を持ち上げることで、僧帽筋全体を鍛えることができます。握る幅や角度を変えることで、負荷を調整できます。

バリエーションターゲット効果
ナローグリップ中部僧帽筋肩甲骨の引き寄せ強化
ワイドグリップ上部僧帽筋肩をすくめる力の強化

インバーテッドロウ

2.2 ダンベルトレーニング

ダンベルを使ったトレーニングは、負荷を調整しやすく、様々なバリエーションが可能です。ダンベルの重さや種目を変えることで、トレーニングの強度を調整できます。

2.2.1 ダンベルシュラッグ

ダンベルを持って肩をすくめることで、上部僧帽筋を鍛えます。片手ずつ行うワンハンドシュラッグや、両手同時に行うツーハンドシュラッグがあります。

2.2.2 ダンベルロウ

ダンベルを片手に持ち、もう片方の手でベンチや台に体を支えながら、ダンベルを引き上げることで、中部僧帽筋や広背筋を鍛えます。ワンハンドローイングとも呼ばれます。

2.3 バーベルトレーニング

高重量を扱えるバーベルトレーニングは、筋肥大に効果的です。フォームに注意して、怪我を防ぎながら行いましょう。

2.3.1 バーベルシュラッグ

バーベルを持って肩をすくめることで、高重量で上部僧帽筋を鍛えることができます。

バーベルシュラッグ

2.3.2 バーベルロウ

バーベルを両手で持ち、腰を曲げた状態でバーベルを引き上げることで、僧帽筋中部・下部、広背筋などを鍛えます。ベントオーバーロウとも呼ばれます。

バーベルロウ

バリエーションターゲット効果
ペンドレーロウ僧帽筋中部・下部、広背筋より高重量を扱える
Tバーロウ僧帽筋中部・下部、広背筋安定したフォームで高重量を扱える

ペンドレーロウ

Tバーロウ

2.4 マシンを使ったトレーニング

マシンを使ったトレーニングは、軌道が決まっているため、フォームが安定しやすく、初心者でも安全にトレーニングを行うことができます。適切な重量設定で、効果的に僧帽筋を鍛えましょう。

2.4.1 ラットプルダウン

マシンに座り、バーを上から引き下げることで、広背筋と共に僧帽筋下部を鍛えます。様々なグリップでバリエーションを加えることができます。ビハインドネックプルダウンやアンダーハンドグリッププルダウンなどがあります。

ラットプルダウン

2.4.2 ケーブルローイング

ケーブルマシンを使ってハンドルを引き寄せることで、僧帽筋中部や広背筋、菱形筋などを鍛えます。様々なアタッチメントを使用することで、刺激する部位を変えることができます。

バリエーションターゲット効果
シーテッドローイング僧帽筋中部、広背筋基本的なローイング種目
フェイスプル僧帽筋中部、後部肩甲骨周囲筋肩甲骨の安定性向上

シーテッドローイング

フェイスプル

3. 筋トレ初心者向け僧帽筋トレーニング

これから僧帽筋トレーニングを始める初心者の方に向けて、基本的なトレーニング方法と、効果を高めるためのポイントを解説します。正しいフォームを身につけることで、効率的に僧帽筋を鍛え、理想の体型に近づきましょう。

3.1 正しいフォームで効果UP!僧帽筋トレーニングのやり方

ここでは、初心者でも安全に取り組める自重トレーニングであるシュラッグとインバーテッドロウの正しいフォームを解説します。動画も合わせて確認しながら、正しいフォームを身につけましょう。

3.1.1 シュラッグの正しいやり方

シュラッグは主に僧帽筋上部を鍛えるトレーニングです。肩をすくめるだけのシンプルな動きですが、正しいフォームで行うことで効果的に僧帽筋を刺激できます。

  1. 足を肩幅に開き、自然に立ちます。両手にダンベルまたはペットボトルを持ちます。(何も持たない自重でも可)
  2. 肩甲骨を意識しながら、肩をすくめるように持ち上げます。
  3. 肩を上げた状態で1秒間キープします。
  4. ゆっくりと元の位置に戻します。

注意点: 首をすくめないように注意し、肩甲骨を上下させるイメージで行いましょう。肩に痛みを感じる場合は、重量を軽くするか、トレーニングを中止してください。

3.1.2 インバーテッドロウの正しいやり方

インバーテッドロウは、僧帽筋中部・下部を中心に、背中全体を鍛えるトレーニングです。テーブルなどの台を利用して行います。自分の体重を負荷とするため、初心者でも手軽に取り組めます。

  1. 安定したテーブルなどの下に仰向けになり、肩幅より少し広めに手を置きます。
  2. 足を伸ばし、かかとで体を支えます。
  3. 胸をテーブルに近づけるように体を持ち上げます。
  4. 1秒間キープした後、ゆっくりと元の位置に戻します。

注意点: 体を一直線に保つように意識し、腰が反ったり、下がったりしないように注意しましょう。テーブルの高さは、負荷の調整に利用できます。高ければ高くほど負荷は軽くなります。

3.2 筋トレ初心者におすすめの回数・セット数

筋トレ初心者の場合、それぞれのトレーニング種目を10~15回を1セットとし、2~3セット行うのがおすすめです。無理なく継続することが大切なので、最初は軽めの負荷で正しいフォームを身につけることに集中しましょう。

種目回数セット数
シュラッグ10~15回2~3セット
インバーテッドロウ10~15回2~3セット

3.3 トレーニング頻度の目安

トレーニング頻度は、週2~3回を目安に行いましょう。毎日トレーニングを行うよりも、適切な休息日を設けることで、筋肉の回復と成長を促すことができます。トレーニングと休息をバランスよく組み合わせることが、効果的な筋トレの鍵です。

筋肉痛が続く場合は、回復するまでトレーニングを控えましょう。自分の体の状態に合わせて、トレーニング頻度を調整することが大切です。

4. 僧帽筋トレーニングの注意点

僧帽筋トレーニングは、正しいフォームで行わないと怪我のリスクがあります。また、適切な重量設定やトレーニング前のウォーミングアップ、トレーニング後のクールダウンも重要です。ここでは、僧帽筋トレーニングを行う際の注意点について詳しく解説します。

4.1 怪我をしないためのポイント

僧帽筋トレーニングで起こりやすい怪我には、肩の痛みや首の痛み、背中の痛みなどがあります。これらの怪我を予防するためには、以下のポイントに注意しましょう。

  • 正しいフォームを維持する
  • 適切な重量設定を行う
  • トレーニング前にウォーミングアップを行う
  • トレーニング後にクールダウンを行う
  • 痛みがある場合はトレーニングを中止する

4.2 適切な重量設定

僧帽筋トレーニングの効果を最大限に引き出すためには、適切な重量設定が重要です。軽すぎる重量では十分な負荷がかからず、重すぎる重量ではフォームが崩れやすく怪我のリスクが高まります。最初は軽い重量から始め、徐々に重量を増やしていくようにしましょう。10回~15回程度反復できる重量が目安です。また、トレーニングの目的によっても適切な重量は異なります。筋肥大を目的とする場合は、8回~12回程度反復できる重量、筋力アップを目的とする場合は、1回~5回程度反復できる重量が目安となります。

4.3 正しいフォームの重要性

僧帽筋トレーニングの効果を高め、怪我を予防するためには、正しいフォームを維持することが重要です。正しいフォームを身につけるためには、鏡を見ながらトレーニングを行う、トレーナーに指導を受ける、トレーニング動画を参考にするなどの方法があります。特に、シュラッグやロウイングなどの種目では、肩甲骨の動きを意識することが大切です。肩甲骨をしっかりと寄せたり、下げたりすることで、僧帽筋を効果的に鍛えることができます。

4.3.1 シュラッグにおける正しいフォーム

  • 肩をすくめるのではなく、肩甲骨を意識して上下に動かす。
  • 首をすくめないように注意し、顎を引いた状態を保つ。
  • 重量をコントロールしながら、ゆっくりとした動作で行う。

4.3.2 ロウイングにおける正しいフォーム

  • 肩甲骨を寄せながら、肘を体幹に引きつける。
  • 背筋を伸ばし、猫背にならないように注意する。
  • 反動を使わず、筋肉の収縮を意識して行う。

4.4 トレーニング前のウォーミングアップとトレーニング後のクールダウン

僧帽筋トレーニングを行う前には、ウォーミングアップを行い、筋肉を温めて柔軟性を高めることが重要です。ウォーミングアップとしては、肩回しや腕回しなどの軽い運動が効果的です。また、トレーニング後には、クールダウンを行い、筋肉の疲労を回復させることが重要です。クールダウンとしては、ストレッチングなどが効果的です。静的ストレッチを行うことで、筋肉の緊張を和らげ、柔軟性を高めることができます。

ウォーミングアップの例クールダウンの例
肩回し(前後、左右)僧帽筋のストレッチ
腕回し(前後、左右)肩甲骨周りのストレッチ
首のストレッチ首のストレッチ

これらの注意点を守り、安全かつ効果的に僧帽筋トレーニングを行いましょう。適切なトレーニングとケアで、理想の体型を目指しましょう。

5. 僧帽筋トレーニングの効果を高めるコツ

僧帽筋トレーニングの効果を最大限に引き出すためには、トレーニングそのものだけでなく、食事、栄養、休息など、総合的なアプローチが重要です。下記で詳しく解説していきます。

5.1 適切な食事と栄養摂取

筋肉の成長と修復には、適切な栄養摂取が不可欠です。特に、タンパク質、炭水化物、脂質の三大栄養素をバランス良く摂取することが重要です。それぞれの役割を理解し、トレーニングの効果を高めましょう。

5.1.1 タンパク質の重要性

タンパク質は筋肉の構成要素であり、トレーニングによって損傷した筋繊維の修復と成長に不可欠です。プロテイン、鶏肉、魚、卵、大豆製品など、良質なタンパク質源を積極的に摂取しましょう。1日に体重1kgあたり1.6~2.0gのタンパク質摂取を目安にすると良いでしょう。具体的な摂取量については、トレーナーや栄養士に相談することをおすすめします。

5.1.2 炭水化物の役割

炭水化物はトレーニングのエネルギー源となる重要な栄養素です。トレーニング前に炭水化物を摂取することで、筋トレ中のパフォーマンスを向上させ、より効果的なトレーニングを行うことができます。また、トレーニング後の炭水化物摂取は、筋肉の回復を促進する効果も期待できます。白米、玄米、パン、パスタ、イモ類など、様々な炭水化物源からバランス良く摂取しましょう。

5.1.3 脂質の働き

脂質はホルモンの生成や細胞膜の構成に関わる重要な栄養素です。健康的な脂質を摂取することで、体内のホルモンバランスを整え、トレーニングの効果を高めることができます。魚、ナッツ、アボカド、オリーブオイルなど、良質な脂質源を選びましょう。ただし、過剰摂取はカロリーオーバーにつながるため、摂取量には注意が必要です。

5.1.4 ビタミン・ミネラル

ビタミンやミネラルは、タンパク質の合成やエネルギー代謝など、様々な身体機能に関与しています。ビタミン・ミネラルが不足すると、トレーニングの効果が低下するだけでなく、疲労感や怪我のリスクも高まります。バランスの取れた食事を心がけ、必要に応じてサプリメントを活用しましょう。野菜、果物、海藻などを積極的に摂取することで、ビタミン・ミネラルを効率よく補給できます。

栄養素役割摂取源
タンパク質筋肉の修復と成長プロテイン、鶏肉、魚、卵、大豆製品
炭水化物トレーニングのエネルギー源、筋肉の回復促進白米、玄米、パン、パスタ、イモ類
脂質ホルモンの生成、細胞膜の構成魚、ナッツ、アボカド、オリーブオイル

5.2 十分な休息

トレーニングによって損傷した筋繊維は、休息中に修復され、成長します。十分な睡眠時間を確保し、トレーニング後は適切な休息を取りましょう。睡眠不足は筋肉の成長を阻害するだけでなく、怪我のリスクも高めます。7~9時間の睡眠を目安に、質の高い睡眠を心がけましょう。

5.3 トレーニングの記録

トレーニング内容や重量、回数、セット数を記録することで、自身の進捗状況を把握し、トレーニング計画の改善に役立てることができます。トレーニングログアプリやノートなどを活用し、毎回のトレーニング内容を記録しましょう。記録することで、モチベーションの維持にもつながります。また、過去のトレーニング記録を振り返ることで、自分に合ったトレーニング方法を見つけることができます。

5.4 サプリメントの活用

プロテインやクレアチン、BCAAなどのサプリメントは、トレーニングの効果を高めるための補助的な役割を果たします。ただし、サプリメントはあくまで補助であり、バランスの取れた食事が基本です。それぞれのサプリメントの特徴や効果を理解し、適切に活用しましょう。過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、摂取量には注意が必要です。医師や栄養士に相談しながら、自分に合ったサプリメントを選びましょう。

6. 筋トレ上級者向け僧帽筋トレーニング

僧帽筋トレーニングにある程度慣れてきた上級者の方は、さらに高強度なトレーニングを取り入れることで、より大きな筋肥大や筋力向上を目指せます。ここでは、上級者向けの僧帽筋トレーニング方法を具体的に解説します。

6.1 高重量トレーニング

高重量トレーニングは、筋繊維により大きな負荷をかけることで、筋肥大を促進する効果的な方法です。ただし、フォームが崩れると怪我のリスクが高まるため、正しいフォームを維持できる範囲で行うことが重要です。1RM(Repetition Maximum:1回だけ挙げられる最大重量)の80~90%程度の重量で、6~8回を3~4セット行うのが目安です。

高重量トレーニングでは、補助者をつける、またはセーフティバーを使用するなど、安全に配慮した環境で行うようにしましょう。

6.2 ドロップセット

ドロップセットは、限界までトレーニングを行った後、重量を落としてさらに限界まで追い込むトレーニング方法です。筋繊維を徹底的に疲労させることができるため、筋肥大効果を高めることができます。例えば、ダンベルシュラッグで限界まで行った後、すぐに軽いダンベルに持ち替えてさらに限界まで行います。これを2~3回繰り返します。

6.3 スーパーセット

スーパーセットは、異なる部位のトレーニングをインターバルなしで行う方法です。僧帽筋トレーニングの場合、シュラッグとラットプルダウンなど、異なる種目を組み合わせることで、効率的にトレーニングすることができます。異なる筋群を同時に鍛えることで、全体のトレーニング時間を短縮できるメリットもあります。

また、拮抗筋(互いに反対の動きをする筋肉)を組み合わせるスーパーセットも効果的です。例えば、僧帽筋(シュラッグ)と広背筋(ラットプルダウン)を組み合わせることで、バランスの良い筋力アップを目指せます。

6.4 コンパウンドセット

コンパウンドセットは、同じ部位の異なる種目をインターバルなしで行うトレーニング方法です。僧帽筋トレーニングの場合、バーベルシュラッグとダンベルシュラッグなど、同じ僧帽筋をターゲットとした異なる種目を組み合わせることで、集中的に刺激を与えることができます。

6.5 様々なトレーニング種目の組み合わせ

上級者であれば、上記で紹介した高重量トレーニング、ドロップセット、スーパーセット、コンパウンドセットを組み合わせることで、さらに効果的なトレーニングプログラムを作成できます。例えば、高重量のバーベルシュラッグを数セット行った後、ドロップセットでダンベルシュラッグを行い、最後にスーパーセットでラットプルダウンを取り入れる、といった方法が考えられます。

6.6 トレーニングプラン例

種目セット数回数負荷備考
バーベルシュラッグ36-880-90% 1RM高重量
ダンベルシュラッグ(ドロップセット)3限界まで3段階で重量を落とすドロップセット
休息
シュラッグ310-1270-80% 1RM
ラットプルダウン(スーパーセット)310-1270-80% 1RMスーパーセット
休息
バーベルシュラッグ(コンパウンドセット)38-1075-85% 1RM
ダンベルシュラッグ(コンパウンドセット)3限界まで軽めの重量コンパウンドセット
休息

トレーニングプランはあくまで一例です。個々の体力や目標に合わせて調整してください。 また、トレーニング後は十分な休息と栄養補給を心がけ、筋肉の回復を促すことが重要です。オーバートレーニングにならないように、適切なトレーニング頻度と強度を維持しましょう。

7. まとめ

この記事では、僧帽筋トレーニングについて、その効果や鍛え方、注意点などを詳しく解説しました。僧帽筋は肩や首の動きに関わる重要な筋肉であり、鍛えることで姿勢改善や肩こり解消、たくましい背中作りに繋がります。僧帽筋は上部、中部、下部と3つの部位に分かれており、それぞれ異なる役割を担っているため、部位ごとに適切なトレーニングを行うことが重要です。

トレーニング方法は、自重、ダンベル、バーベル、マシンなど様々な方法があり、初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせたメニューを紹介しました。特に初心者の場合は、正しいフォームを習得することが重要です。シュラッグやインバーテッドロウなどの基本的な種目を、無理のない重量で丁寧に行いましょう。また、トレーニングの効果を高めるためには、栄養バランスの取れた食事、十分な休息、トレーニング記録も大切です。怪我を防ぐためにも、ウォーミングアップとクールダウンも忘れずに行いましょう。

上級者の方は、高重量トレーニングやドロップセット、スーパーセットなどのテクニックを取り入れることで、更なる筋肥大を目指せます。自分のレベルに合った適切なトレーニング方法を選び、理想の体型を目指しましょう。

店舗情報

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_8452-2-684x1024.jpg

店舗名よつば整骨院/よつば整体院

代表髙橋 勇輝(たかはし ゆうき)

住所〒020-0851
岩手県盛岡市向中野7丁目1−36グレース向中野103
駐車場あり 
地図を見る

営業時間9:00〜12:00/14:30〜19:30 
火·金·土曜は18時まで通し営業
詳細はこちら

休診日日曜・祝日 

アクセス盛岡南ICから2.5km
イオンモール盛岡南から1.3km
しゃぶしゃぶ温野菜 盛岡南店さん近く

TEL 019-681-2280

施術中はお電話に出られません。
留守番電話に「お名前」「お電話番号」をお残しください。
こちらから折り返しご連絡させていただきます。 

営業時間

よつば整骨院/よつば整体院は 「 当日予約OK 完全予約制 」 です。

時間
9:00〜12:00
14:30〜19:30
9:00〜18:00

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火・金・土曜日は18:00まで通し営業となります 

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タカハシ岩手県出身 36歳 
栄養学を学んだら体重−15kgのダイエットに成功!!整形外科での職務経験を活かし、盛岡市で整体と栄養学をコンセプトに運営中。主にカラダのこと、栄養のこと、筋トレについて確かな情報収集をまとめたブログサイトです。岩手から全国に健康をお届けします。