肩が痛くて上がらない、眠れない、着替えれない。肩関節周囲炎(五十肩)に Switch on!

肩の痛みで、腕が上がらなくなる、手が後ろに回らない、痛みによって夜に眠れない。そんな肩関節周囲炎(五十肩)にSwitch on!

肩関節周囲炎とは

肩関節に痛みと運動制限をもたらす疾患の総称を肩関節周囲炎といいます。四十肩や五十肩と言われるように、40歳代〜50歳代を中心に起こりやすいです。

転倒などで手や肩をついて痛めたなどきっかけがないのにも関わらず、日常生活において肩の痛みが出たり、腕が上がらなくなる、手が後ろに回らないなどの症状が出てきます。特に辛いのが痛みによって夜に眠れない。そのような場合に、肩関節周囲炎が疑われます。

肩関節周囲炎の発症原因として、肩周囲の筋肉や腱、靭帯、関節包、滑液包などの組織が日々の生活習慣やストレス・生活リズムなどにより変性、炎症を起こすことが考えられています。

肩関節周囲炎の症状

⬜︎ 肩関節がかたまって手が挙がらない

⬜︎ じっとしていても痛い

⬜︎ 夜、痛くて眠れない

⬜︎ 服を着る時や脱ぐ時、袖を通す動作が痛い

⬜︎ 髪を結ぶことやシャンプーなどが痛くてしづらい

⬜︎ 洗濯物を干しづらい

⬜︎ エプロンの紐を縛る時に痛くてできない

⬜︎ 背中のファスナーやボタンに手が届かない

⬜︎ ズボンを拭く際に痛くてあげれない

⬜︎ 車のシートベルトを付ける動作が痛い

主な症状は、肩の痛み動かせないという可動域制限です。炎症期には、夜間痛(就寝時、朝方の痛み)を伴うことが多くあります。
日常生活において、以下のような症状があった場合に、肩関節周囲炎が疑われます。

肩関節周囲炎の病期と対応

肩関節周囲炎には、状態に合わせて炎症期拘縮期回復期の3つの特徴的な病期に分類され、症状や施術内容もそれぞれの時期で異なります。

炎症期

肩周囲の炎症が強く、肩の痛みがとても強い時期です。安静時痛(じっとしていても痛い)、夜間痛(就寝時の痛み)も伴います。炎症期では、どこが痛いのかわからないほど肩全体が痛い、どの方向でも痛みが強く、動かしてほしくないという訴えが聞かれます。

この時期は、とにかく肩の安静が最優先です。肩への積極的な介入、肩の無理な運動は、その後の回復に悪影響を及ぼすため、注意が必要です。仰向けや横向きで寝るときに、バスタオルや枕を使うことで肩の痛みが和らぐようなご本人にとって楽な姿勢を見つけることが重要です。

拘縮期

拘縮とは、関節が固まって動きづらくなることを意味しています。炎症期の強い痛みが肩の安静により少しずつ落ち着いてきた後に、肩を動かせなかった分、関節の拘縮が起きています。

この時期になると痛みの部位が少しずつはっきりとしてきます。また、全体的に痛くてどうしようもなかった炎症期から動かした時の激痛が落ち着いてきたりと、痛みの質が変わってきます。

拘縮期は、「固まった肩関節の動きを少しずつ改善していく時期」になります。肩関節をどの方向にどの程度動かしていいかを確認しながら、日常生活では無理をせず「徐々にできる範囲」で動かしていきましょう。

回復期

回復期は、炎症期、拘縮期を経て、「肩関節に対して積極的なアプローチを行っていく時期」になります。この頃には、痛みの部位や痛みを引き起こす場面がはっきりしてきます。また、夜間痛は初回の施術でほとんどなくなります。

痛みの質も変化しており、肩を動かしたときの伸張痛が主になります。そのため、日常生活に支障が出ている動きを1つ1つ改善することを目標にして、肩関節の可動域の拡大、上肢の筋力強化等を行っていきましょう。

まとめ

肩関節周囲炎は、その方の生活習慣や職種はもちろん、性別、体質やその他の持病によっても改善するまでの期間が異なります。しっかりと専門的なポイントを明確にしたカウンセリングと評価を行った上での施術や治療が早期の回復につながります。
肩関節周囲炎の症状が少しでも当てはまる方は、個人で判断をせず肩関節周囲炎の得意な治療院や病院にご相談ください。

当院に肩の痛みで来院された、症例ご紹介

当院に肩の痛みで来院された、症例の1部をご紹介します。

※施術の前後の変化には個人差がございます。全ての方に同等の効果があるという保証するものではございません。

● 60代女性。趣味のテニスをした翌日から、徐々に肩が痛くなり3ヶ月ほど鈍い痛みがありました。自然に治るだろうと思い、がまんをして生活していたら肩が上がらなくなりました。夜中に疼く様な肩の痛みで、目覚めてしまうことがストレスでご相談頂きました。

○ 肩関節周囲の筋膜リリースを行い、原因となっている筋肉へアプローチしました。また、施術効果を高める事と早期回復を目的として、食事からとる栄養や運動などのカウンセリングを行い、生活習慣の管理をご自身でして頂きました。

※施術の前後の変化には個人差がございます。全ての方に同等の効果があるという保証するものではございません。

● 40代女性。普段から肩や首の緊張が強く、次第に肩が痛くなり、肩が上がらなくなりました。夜に寝ていると疼く様な肩の痛みで、なかなか寝つけず。仕事にも支障が出る様になり、ご相談頂きました。

○ 肩関節の筋膜リリースと姿勢改善の施術を行い、原因となっている筋肉へアプローチしました。また、施術効果を高める事と早期回復を目的として、食事からとる栄養や運動などのカウンセリングを行い、生活習慣の管理をご自身でして頂きました。

※施術の前後の変化には個人差がございます。全ての方に同等の効果があるという保証するものではございません。

● 10代女性。数年前に空手の大会で肩関節脱臼。反復性肩関節脱臼を発症した数日後に来院。普段から肩や首の緊張が強く、肩から前腕部にかけて痛くなり、肩が上がらなくなりました。学校や部活動に支障があるのはもちろん。長時間座っている姿勢で痛みが辛く、ご相談頂きました。

○ 脱臼の固有症状は見られません。整復固定は行わず、肩関節の筋膜リリースと姿勢改善の施術を行います。原因となっている筋肉へアプローチしました。また、運動療法をラバーチューブにて行います。施術効果を高める事と早期回復を目的として、食事からとる栄養や運動などのカウンセリングを行い、生活習慣の管理をご自身でして頂きました。

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タカハシ岩手県出身 35歳 
栄養学を学んだら体重−15kgのダイエットに成功!!整形外科での職務経験を活かし、盛岡市で整体と栄養学をコンセプトに運営中。主にカラダのこと、栄養のことについて確かな情報収集をまとめたブログサイトです。岩手から全国に健康をお届けします。